開始申立てに際して

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成年後見制度の利用開始に際しては、申し立てる時期の見極めが大切であり、そのタイミングによってフォローを仰ぐ内容が細かい部分で異なります。
まずは自身の判断能力の衰えが生じ始める前の段階で、自身の将来を見据えて後見人を確保しておく形での活用で、任意後見制度の利用開始申立てとなります。
対して既に判断能力が怪しい、精神障害が生じている状況の方々が利用するのが法定後見制度です。こちらは障害の程度により「後見」「補佐」「補助」に更に分けられ、各々後見人が権限を有して最終判断を下す内容も、ケースバイケースで違いが見られます。

但し制度の開始申立てから利用中に於いても、生活に必要な日用品の購入などを、当事者自身の判断で行ったとしても問題はありません。後見人は読んで字の如く、フォローを必要とする当事者の危うい部分を見守り、リスクの拡大やトラブルにまき込まれてしまう展開を防ぐ役割を担う存在です。

成年後見制度に関する詳しい情報に関しては、インターネットでの検索からの収集が可能ですが、配信内容の信憑性を見極める上で、司法書士事務所など公的な資格を有する公式サイト上の記述を参照から、申立てに際しての流れを含めてチェックするのが賢明です。
また、成年後見は弁護士に相談する事も可能です。申立ての代理だけでなく成年後見に就任してもらうこともできるので、まずは相談してみるのもいいでしょう。

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後見人が必要なケース

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私達の周囲に意識を向ければ、1人暮らしの高齢者、あるいは何らかの精神的障害をお持ちの方の存在が思い浮かびます。こうした全ての方々が家族や親族の介護や日常生活上の手助けを十分受けられるとは限りません。
勿論近所や自治体などが連携して見守る体制の構築は可能ですが、あくまで外部からの「見守り」を通じて緊急時に備える距離感であり、財産管理や日常生活に於けるさまざまな重要な決定など、当事者のプライバシーに関する部分にまで踏み込む事は出来ません。

冷静かつ的確な判断力の欠如を逆手に取られ、詐欺事件の被害者となってしまう、あるいは無意味な散財に至ってしまうなど、後見人を必要とする方々は、常に非常に危険な状態を生きておられます。更には自身のいわゆる終活と称される身辺整理が出来ず、財産の管理状態が不適切となってしまうなど、然るべき第三者が代行する事で状況悪化を防ぐべき展開も否めません。
こうした方々が利用する事で、自身の安全な生活環境の確保に繋げる制度として、成年後見制度が設定されています。また保険金受取手続き、訴訟手続きなど、何らかの重要な申請作業に際し、この成年後見制度の利用を視野に入れる方々も増加傾向を見せています。

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成年後見制度の役割

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成年後見制度は認知症その他精神上の障害を有される方々が、円滑な日常生活を過ごせず、結果さまざまな場面で判断や行動に窮してしまう状況を回避すべく、第三者の後見人が「見守りサポートする」システムを正しく構築する上で欠かせぬ制度です。
近年その手口の巧妙化に歯止めが利かぬ、いわゆる「振り込め詐欺」、あるいは本人の判断力の欠如に巧みにつけ込んでの、不当な高額商品の強引な販売からキャンセルに応じぬ悪質商法など、世の中には常に数々のリスクが混在しています。そしてこうした悪しき行為のターゲットとして真っ先に狙われるのが、冒頭で述べた方々に他ならないのが現状です。

こうした悪しき行為の根絶は、残念ですが不可能に近いのが悲しい現実ですが、成年後見制度を上手く活用する事で、被害者のリスクからの回避を図る効果が十分に期待されます。
同時に同制度は単なる対象者の庇護のみならず、適正な距離感でのサポートを通じ、あくまで自身の判断や決定に基づき、実社会に於いてより円滑な生活環境を確保から、自身の力で「生きる」毎日を現実とする上でも、重要な役割を担うシステムとして注目されています。

ここでは以下、多くの方々がその名称こそ記憶の片隅にとどめつつ、具体的な内容や役割に関しては広く周知されているとは言い切れぬ、成年後見制度に関する基礎知識をご紹介申し上げます。現時点では特に必要性が感じられずとも、ぜひ踏まえておいていただきたい制度ですので、まずは最後までご一読ください。

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